皆さん、おはようございます。
5月に入り、日中は暑さを感じる日も増えてきました。まずは日々、安全運行・安全作業に取り組んでいただいていることに感謝いたします。
さて、先日、磐越道で大変痛ましいマイクロバス事故が発生しました。1名の方が亡くなられ、多くの方が負傷し、改めて「大事故は一瞬で起こる」ということを私たちに強く印象付ける事故でした。
高速道路は一見走りやすく感じます。しかしその反面、速度が出ているため、わずかな判断ミスや気の緩み、体調の変化が重大事故に直結します。特に長時間運転では、「慣れ」「油断」「疲労」が少しずつ蓄積し、自分では大丈夫と思っていても集中力や判断力は確実に低下していきます。
ここで皆さんに意識してほしいのは、「慣れ」と「慢心」は違うということです。
慣れというのは、経験を積み、安全に効率よく仕事を行うために必要なものです。しかし慢心は、「自分は大丈夫」「事故は起きない」という過信から確認を省き、基本動作を軽く見てしまう状態です。
毎日同じ道を走り、同じ作業を繰り返していると、確認をしたつもり、止まったつもりになりがちです。しかし事故は、そうした“つもり”の積み重ねから発生します。
また、事故というものは、突然起こるように見えて、実際には「確認不足」「無理な運行」「焦り」「疲労」「慢心」といった小さな要因の積み重ねで起きることがほとんどです。
当社でも先日、JFE構内で一旦停止違反がありました。重大事故には至りませんでしたが、これも「事故の芽」のひとつです。
そして皆さんにもう一つ考えてほしいのは、一人の軽微な違反や気の緩みが、日頃から安全を守っている仲間たちにも迷惑をかけてしまうということです。
たった一件の事故や違反で、会社全体の信用が下がり、お客様からの評価にも影響します。結果として、現場で一生懸命頑張っている仲間たちの努力まで傷つけてしまうことになります。
だからこそ、安全は「自分だけの問題」ではありません。仲間のため、会社のため、家族のためにも、一人ひとりが責任を持って行動してほしいと思います。
「少しくらい大丈夫」「毎日通っている場所だから」「急いでいるから」という気持ちは、誰にでも生まれます。しかし、その一瞬の油断が取り返しのつかない結果につながります。
特に交差点、一旦停止箇所では、必ず止まる、確認する、焦らない。この基本を徹底してください。
当社の経営理念にもある通り、「安全はすべてに優先」です。荷物よりも時間よりも、まず命と安全を守ることを最優先にしてください。
そして、これからの時期は熱中症対策も非常に重要になります。厚生労働省が2020年から2023年までの職場での熱中症死亡事例103件を分析したところ、初期症状への対応の放置や遅れが100件に上っていたそうです。また、発見が遅れて重篤な状態になっていたケースが78件、医療機関へ搬送しないなど対応の不備が41件あったとされています。
つまり、熱中症で最も重要なのは、「早く気づくこと」「すぐ対応すること」です。
自分自身の小さな異変に早く気づくこと。仲間の異変にも早く気づくこと。そして、「まだ大丈夫だろう」と放置せず、すぐ休ませる、すぐ報告する、すぐ水分補給をする、必要ならすぐ医療機関へつなぐ。この初動が命を守ります。
熱中症は、我慢や無理をした時に重症化します。「少しおかしい」と思った段階で行動することが何より大切です。
少しでも体調がおかしいと感じたら、無理をしない、我慢しない、すぐ周囲に伝えること。そして仲間の様子にも気を配り、「顔色が悪い」「動きがおかしい」と感じたら、必ず声を掛け合ってください。
これから暑さも本格化します。水分補給、塩分補給、十分な休憩を取りながら、安全第一で5月も全員で乗り切っていきましょう。
今月もよろしくお願いいたします。
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